INTRODUCTION

『ウィンター・ドリーム-氷の黙示録-』の構想は、ポール・シドゥが彼の書き溜めた物語を、『ブルー・バレンタイン』の脚本家 ジョーィ・カーティスに見せた時に始まった。大のSFファンである二人はこの壮大なサーガを映画化しようと決めたのだ。 人類とそれを凌駕する新たな存在の闘争は、これまで多くのSF作品を生み出してきた。 『猿の惑星』『スターシップ・トゥルーパーズ』『宇宙戦争』『パシフィック・リム』。 『ウィンター・ドリーム-氷の黙示録-』もまた、人類と自らが生み出したミュータント(新人類)の闘いを描く近未来SF映画である。 撮影は極寒のバッファロー平原とこれまで撮影許可の下りなかったキングス・キャニオン国立公園の洞窟で行われ、 ジョーイ・カーティス監督自身が『やり過ぎ!』というほどの過酷な環境での撮影が映画に強いリアリティをもたらした。 脚本を構想してから、3年9カ月の長期に渡る制作ののち、LAインディー映画祭2016でプレミア上映され 最優秀監督賞を受賞したことを皮切りに、バッファロー国際映画祭、ボストン・サイエンスフィクション映画祭、 ハリウッド・リール・インディペンデント映画祭、オーランド映画祭で最優秀作品賞他を受賞する快進撃を続けている。

STORY

紀元2307年、地球は氷河期に入り、地表を追われた人類は地下に移住した。 そして、自らの代わりに亜北極の気候の中で労働させるため、ミュータントを実験開発し、彼らを奴隷として扱った。 アリゾナ地区にASH-393というカリスマ的リーダーが現れる。 彼はミュータントたちを率いて反乱を起こすと、地下基地を脱出してそのまま雪原の彼方に消えた。 人類側はASH-393を抹殺すべく、対ミュータント特殊部隊の精鋭スパルタン7を送り出す。 そのリーダーは、数々の戦績を誇るミュータント・キラー ビショップであった。 ビショップはミュータントの研究者であった妻マーラをASH-393に殺され、個人的な復讐を果たしたいと思っていた。 ASH-393と仲間たちが潜む地域デッド・ゾーン、そこは一切の電子機器が使用不可能になる辺境地帯だ。 高い戦闘力を誇るスパルタン7だが、ASH-393の前に一人また一人と敗れてゆく。 遂にビショップは自ら、ASH-393との決戦に臨むが───